お久しぶりです、KawaJiNです。
たまにはブログでも書こうかなと思い、今までに作った譜面の備忘録も兼ねて記録を残していきます。
今回は「はじめてのH編」です。
別のタブで譜面動画を開きながら読んでいただけると分かりやすいかもしれません。
はじめてのH
main concept : 超越
sub concept : 本当に凄い譜面なら1フォルダ目でも勝てる説 & 45:64のリベンジ
ガチの最強を目指した譜面なので、そこまで多くのネタを仕込むことは出来ませんでした。無念。
「トップバッターの譜面は優勝できない」という一つのジンクスをぶち壊すため、Piercing Lightと共に募集開始から1秒で投稿したのもいい思い出です。
誰もがストックにするレベルの最強楽曲ですが、結果として大会1フォルダ目で1,2Finishを決めているので、被ろうが何だろうが誰にも文句は言わせません。
・0コンボ目
MV内にあるプレイヤーが一時停止から再生に変わっているので、小節線をその場で停滞させてから一気に判定枠に収束させ始まりっぽさを演出。
じゃあノーツそのものを停止から動かせばいいじゃんと思ったそこのあなた、その通りです。
まあ開幕SCROLL1.5だし...それだと分かりづらいかなって...
・1~13コンボ目
絶対に手癖で置いてる。「11112」はこの譜面の主体になる一部分なので導入としては悪くない。
・14~71コンボ目
みんなここは縁単色にする。間違いない。
その後の風船は4分間隔で「1,2,3」と歌詞が言っているのでそう置かざるを得ない。数字逆だしなんなら4打だけど。
・72~126コンボ目
歌詞に「477」と「700」が含まれているので再現したいが不可能。
ダミーでの表現も考えたが、序盤の表現としては適さないとして却下。仕方なく普通の配置に。
縁地帯から一発目の配置としては、徐々に面の比率を上げているため良い感じ。
・127~155コンボ目
歌詞で「FBEADG CBAGFEDC」とあるため、当時はここもダミーノーツ案が浮上。
ただ、その後に空白の多い展開(182コンボ目~)があるため断念。
ノーツに関しても126コンボ目のキックを縁で取る関係上、頭を歌詞の音階通りに配置するわけにもいかず苦悩。
・156~182コンボ目
先の「11112」や、今後も登場する「(1112)2(1112)」の初お披露目地帯。
こういったものは展開の変わり目で置くに限る。譜面のサブコンセプトにも合ってるし。
・183~211コンボ
なにを考えているかというと、特に何も考えていない。
この譜面は全体を通し面と縁のパートが明確に分かれているので、そういったものを示唆したかったのかもしれない。かもしれない。
・212~267コンボ目
基本ドラムに合わせながら良い感じに打数バランスを整えているだけ。誰が置いても面だらけになるので、2小節単位で縁の複合を配置して纏まりっぽさを出している点はGOOD。
・268~319コンボ目
ここではゴリゴリの歌詞合わせ&1小節単位で縁の複合を配置することで、手前との差別化を図りながらも繋がりを持たせる意図が...多分あった。
そんなことよりも、「私の心のブラはどこ?」という歌詞へのアンサーとして「13131」と応える当時の自分が天才過ぎる。(形状の表現)
・320~357コンボ目
「この曲自体に何を求めてるの?」ということで、
4小節丸ごと「11212212」の配色で固定化。
結局自分の一番好きな配色を主体に持っていきたいらしい。
余談ですが、当時「112」と「221」を擦り過ぎていた自覚があったので、それらの使いどころを如何に弁えるか考えていたような気がします。
・358~397コンボ目
なにも違和感がないように聞こえますがドラムやスネアの音ガン無視です。212~267コンボ目と対にしてリンクさせています。
・398~433コンボ目
268~319コンボ目の密度増やした版みたいな感じでリンクさせています。
・434~461コンボ目
「今からアダムを後ろからxxってこの音をブチ込んでやんだ」
と言っていますが、この歌詞を自分なりの解釈で譜面に置換しています。
アダム=自身にとって不完全な世界の創生者→つまり不完全な配置(11212211,21122122)を表現し、
アダムを†合意なし†して歴史改変させることで完全な世界(11212212 ⋁ 33434434)に上書きする。
みたいな感じで、ここは独立した意味合いを持たせつつ320~357コンボ目とリンクさせています。
次の展開への示唆として、461コンボ目だけ通常音符の縁を単独で配置+スクロールを遅くしているのもえっち。
・462~524コンボ目
ここのギミックは当初Nanky氏のフューチャー・イヴ的な演出を考えていたが、どう足搔いてもパクリ確定なので没。
ニコ動のMVではコメントが逆走し始めるので、判定枠を逆向きに出来たらなーとも思ったが、優勝するための大会譜面でそれをやる勇気は持ち合わせていなかった。
変態地帯は他の箇所であまり置かない配色+歌詞に合わせられる繰り返し配置ということで、必然的に「102120102120...」で確定。
2度目の「(1112)2(1112)」も登場。
・ 525~596コンボ目
集中して宇宙。
集中部分で単色の面+小節線、宇宙部分でられへろ式。
果たして今の時代にRAREHEROの本家譜面を知っている人がどれ程いるのだろうか。
ここ一帯は譜面の纏まりがあまりにも良すぎるので、作曲者は事前にこの配置を想定していたかもしれない。
・597~603コンボ目
正しくダミーノーツしている箇所。
603コンボ目だけ取る音の位置が違うので、どうすれば違和感が無くかつ面白めに置けるか考えていた気がします。
・604~655コンボ目
183~211コンボ目と434~461コンボ目の混合。
・656~714コンボ目
集中して宇宙その2。
大音符バージョン、それ以外は手前の集中地帯とやっていることは同じです。
やはり配色の纏まりが良すぎるので、作曲者=次郎勢説が濃厚に。
・715~813コンボ目
完全に手癖。
ある程度の繰り返しと縁の混色を調整している感はあるが、恐らく当時の自分は「やったー自由におけるぜ!」くらいにしか思っていません。
・814~838コンボ目
ABCDEFGを1234567に置換してノーツ再現。
ここから先の一連の流れはあまりにも最強すぎる、そりゃみんなこの曲ストックにするよね。
・839~879コンボ目
この後来る長複合の為に「121121112」を置きたい。
じゃあどうすれば綺麗なビルドになるかな?とだけ考えていたであろう地帯。
24分のシャッフルが一瞬混じるが、曲側がそう鳴っているので仕方なく置いたら思ったより締まりができて良かった。
・880~973コンボ目
序盤やられへろ式で見せていた「11112」の本命地帯。
必ず2小節単位で同じ入りにする&運手を若干ごたつかせれば、あとは曲に合ってさえいりゃおk。と思いながら配置した気がします。
・974~1009コンボ目
やたら序盤でやってる面主体+特定小節の終わりで縁複合を混ぜる配置。ここまで一貫してやってるならこれがベースになってるんだろうな、覚えてないけど。
・1010~1061コンボ目
462~524コンボ目にある変態地帯(102120102120)の意味合いを強めるために配置。3度目の「(1112)2(1112)」も登場。
当然ながらあんな音は鳴っていないので、この地帯は伏線ありきの全フィーリングで補っています。
・1062~1080コンボ目
綺麗な24分地帯の後ということで歯切れの悪そうな24分を意図的に配置。
曲の展開的にラスボス前のセーブポイントみたいな立ち位置なので、ドラム無視のスネアに全振りして小休止感というか軽さを意識していた気がする。
・1081~1260コンボ目
今までのベース配置+配色総浚い。
曲側では徐々にBPMが上がっているが、「集中」の声だけはBPMが一定であることに気が付いた天才みりあちゃん。
そのため、BPMは敢えて変えずに「集中」部分を小節線で強調、それ以外の加速していく音のズレは全て"フィーリングで誤魔化す"という暴挙も暴挙に出た。
これが如何に難しいことかは想像に難くないので、巧いこと成功させた当時の自分を全力で褒め称えたい。
因みに中盤の「集中して宇宙」地帯にある小節線はここの為に後付けしたのだが、まさかの次回作にもそのまま活かされる形となった。
・1261~1262コンボ目
爆速逆走ダミーノーツはサブコンセプト通り45:64の最強等速地帯が流れています。
その後最終ノーツが来るまでの演出に関しては、譜面の教科書でお馴染みすかい氏のMidoriLineをオマージュさせて頂きました。
最終ノーツは曲の最後で少女が真理(H)に到達しているので、H=8ということでSCROLL8の大音符が飛んできます。
コンボ数に関してはコンセプトが「超越」ということもあり、当時の本家界隈で破壊の限りを尽くした幽玄ノ乱と同じものにしました。(その辺のコンボ数で他に語呂合わせが思いつかなかった)
以上になります。
恐らく当時はもっと色々なことを考えていたでしょうが、主要なことは大体書けたと思います。
本来は「はじめてのI」も同じ記事内で書く予定でしたが、想像より長くなってしまったので分割させて頂きました。
気が向いたらそちらも書いていこうと思います。
「コンボ目」がゲシュタルト崩壊した人はすまんかった