2024年6月30日日曜日

浸蝕

 備忘録第2弾、今回は「はじめてのI」の譜面解説です。

 別のタブで譜面動画を開きながら読んでいただけると分かりやすいかもしれません。

 

はじめてのI
(bg.png良い感じに作れて嬉しいンゴねぇ)

 


 main concept : 浸蝕
 sub concept : 究極の自己満足 & Teaseのリベンジ


この曲が初めて世に公開されたとき、私はこう思いました。

「いや譜面作るの不可能で草」


・開幕
 まずは最初の小節線ギミックですが、これはピアノの音階と同じ配列で流しています。大抵の場合いい感じの見た目になる上、絶対音感が無くてもwavetoneで簡単に可視化できるのでオススメ。

 続いて疑似ドンカマ地帯。ここでは自称A,B,C,Dの4人が登場しますが、それぞれの声にtjaの1,2,3,4を当てはめる+個別ノーツ間隔+見た目4分のSCROLL変化を付けてダミーで流しています。
 早速「はじめてのH」応用編その1が登場しました。

 ギミックとしてはダミーノーツの開始地点を4ブロックに分割し、全ての開始座標が重なるように調整することで、tjaの簡略化及び視覚面に影響が出ないようにしています。
 (ダミーノーツの場合1ブロック内で演出を完結させようとすると、スクロール毎に座標がバグります)

 こんなことしてる譜面なんて過去に見た事が無いしやれる曲も無いので、思い付いた時は流石に天才過ぎて自画自賛しちゃいました。

・1~120コンボ目
 伴奏に合わせて面、旋律に合わせて縁を置いています。
 開幕で四つ打ちを取ると"地に足付いてる感"が出てしまうので、"なんかヤバそう感"を出すためドラムはガン無視しています。(語彙力)
 また配色面でも112や221を封じ、若干のエッジを持たせることで雰囲気作りに一役買っている...はずです。
 ついでにA,B,C,Dさんが裏でコソコソ喋っているので、50~59コンボの展開の変わり目で1,2,3,4打の縁も置いてみました。

・120~130コンボ目
 「超越して宇宙」の「超越」部分を強調する、今後の展開に繋がりまくる伏線パートです。
 その他ノーツは目立たぬよう8分にしつつ、後の展開を想起させるシンメトリもどきの配置にしました。
この段階では分かり辛いですが、前作の「はじめてのH」同様、小節線を「~して宇宙」の頭に配置しています。
 何度再生してもこの部分で譜面が一瞬固まるけど原因は不明です。誰か教えてください。

・131コンボ目までの演出
 実質MV再現です。
「はじまりのI」の譜面がほんの少しだけ友情出演してくれました、カットが不可能なため作ることは無いでしょう。
 本当は譜面点滅を48分間隔にしたかったのですが、小節数が多くなるのでやめました。

・131~323コンボ目
 なんかいい感じに曲が盛り上がってるので、面多めで配色にレパートリーを持たせつつ多少重めの配置をしています。
 減速に合わせて縁の配色も混ざるようにした気がしますが、基本手癖なのであまり記憶に無いです。

 追い越し部分である半拍の箇所はプレイ面を阻害しないようにパターンを組みました。
 前半8小節は奇数小節で単音、偶数小節で疑似隣接16分。
 後半8小節は奇数小節で16分、偶数小節で単音になっています。

・324~444コンボ目
 四つ打ち部分は誰がやっても同じだと思うのでスルーするとして。
 「超越して宇宙」その2です。
 344コンボからの4小節は大音符(メロディー合わせ)、
 374コンボ以降の8小節は同位置に大連打(歌詞合わせ)、
 それ以外のノーツは全てパターン化したシンメトリで構成しています。(こんな感じ↓)

(↑※P2*P3-4 ではなく P2*P3-3が正しいです、すみません↑)

 特に複合の入りを分かりやすくする意図があるのと、シンメトリに徐々に覆い被さる連打で譜面コンセプトである「浸蝕」を表現しました。キリ番はまぐれです。

・445~550コンボ目
 「はじめてのH」応用編その2です、歌詞で「私は叡智」って言ってますからね。
 ここでは4小節単位でそれぞれ「112112・122122」を違う形で分割した複合、大音符の位置をズラした「1112221」、そして統一された「112122121」が登場します。
 これは505~551コンボにある縁主体の展開も含め、「はじめてのH」の320~461コンボ地帯の一連の流れをオマージュしています。

・551コンボ目
 MV再現です。超高速で「はじめてのH」が流れているので、曲に合わせてられへろ地帯と長複合地帯を爆速で流しています。後ろの小節線は適当です。

・552~592コンボ目
 こんなビルドがあってたまるか地帯です。
 この後来るサビのために多少の音取りを犠牲にし、表拍を面、裏拍を縁で固めています。
 そして"なんか流れ変わったな感"と"なんかヤバそう感"を出すために、グラデーションを使って不安定さを表現しました。(語彙力)

・593~671コンボ目
 
「超越して宇宙」その3 & MV再現です。
 MVで高速の弾幕が流れてくるので、こちらも忙しい感じの譜面にしました。
 636コンボ辺りの停止ギミックもMV再現です、その後出てくる骸骨ちゃんを見て四つ打ち部分を大音符で固定する案が浮かびました。
 671コンボからの急出現もMV内のリピート→暗転を表現しています。
 ついでにこの大音符地帯は分割すると殆どがシンメトリです。120~130コンボ、
324~444コンボの超越地帯とのリンクをより強固にする意図があります。
 ではここまでの展開でなぜ「超越」に対するアンサーが"面の大音符"と"大連打"で2通りあるのか。
 これは曲そのもののコンセプトである「VOCALOID vs 人類のディストピア」を表現するためで、
この譜面ではコンボ加算されるノーツを人間サイド、されないノーツを機械サイドと捉え、それぞれが同一のモノを奪い合う構図にしたかったからです。
 これに関しては後々別のベクトルでも表現されています。

・672~771コンボ目
 
「超越して宇宙」その4 & またMV再現です。
 672~726コンボは敢えてシンプルすぎる繰り返しを使い、徐々に迫り来るミクちゃんを表現しました。
 その後MV内でミクちゃん到達→既存の音楽が乗っ取られる→ミクミク乱舞って感じの流れになるので、当然譜面側でも連打が伸び伸びします。
 726~771コンボでは機械サイド無双に突入し「超越」部分が全て連打に置き換わります。
 手前で「30221020」と置いているので、このパートの入りも「60221020」になり、派生として16分の「5225225225225」や24分の「221221225」まで出る始末です。大会譜面なのに仕様上抜けまくる配置を使うな。
 ついでに展開の変わり目なので「1222122121121112」を崩した配置も隠れています。
 というか今更気付いたんですけど、連打をダミーにしてその部分にSCROLL999で通常音符置けば普通に叩けたのでは...?

・771コンボ付近
 MV内だと突如目玉が出現→∞を描くように動くって感じの演出なので、「5022206」の6で譜面停止させても良かったなーと思いつつ、急出現→フューチャー・イヴで表現しました。
 「はじめてのH」でやりたかったことが出来たので満足です。

・772~808コンボ目
 超越超越言ってますが、ここはドラムを取らないと音ハマりも展開構成も最悪なので通常音符で誤魔化します。
 一応小節線で補強しているので譜面コンセプトは保たれるはず...。
 あ、配色は適当です。221の逆の122(←シンメトリで草)からスタートして120~130コンボの配色を逆側から置いて、それらをいい感じに混色した複合を置いただけです。

・809~855コンボ目
 「超越して宇宙」その5です。
 809~830コンボは'For Answer'のように小節線を後ろで流す案もありましたが、それを試した結果譜面がクソ重くなったので採用できませんでした。
 831コンボからの最終発狂は「はじめてのH」で擦りまくった(1112)2(1112)のオマージュです。いい感じに締まりました。 

 

 以上になります。
 この譜面を作るにあたってまず譜面が思いつかないカットも思いつかないと散々でしたが、「いっそ玉座向けにでもするか」と思いはっちゃけた結果なんか面白い譜面が出来上がりました。
 以前トナメで中途半端なことをして痛い目見てますし、「はじめてのH」も選択を強いられる場面が多かったですからね。
 今回はやりきれて本当に良かったです。

 

 さて結局人類サイドと機械サイドの結末はどうなったんだと思うでしょうが、曲側で語られていないので不明です。次回作に期待しましょう。
 まあそれはそうと、そういった曲の背景をコンボ数でも表現しているらしいので、以下tja内に書かれているメモでも貼っつけておきますね。

...なるほど、分からん。


2024年6月22日土曜日

譜面パックが出るよ!

 大した需要があるかどうかはさておき、太鼓さん次郎の活動も一区切りついたので久しぶりに譜面パックを公開しようと思います。

 配布日は 2024 6/22 夜頃 を予定しています。
 ↓配布しました↓

 

 DLリンク : https://drive.google.com/file/d/1eGl9Kz-BU5bEnAgxLuYpa5kk9ilTTgS_/view?usp=sharing


 いやー早いものですね。
 私が大会に参入してからほぼ9年、次郎の活動でいえば13年以上の月日が流れています。

 これまでの人生の半分近くをこんなニッチな趣味に割いてしまった訳ですが、今回はその集大成というか、最終到達点と言えるようなパックを目指して制作しました。

 今後も更新はあるかもしれませんが、実質的には引退パックみたいなものなので是非DLしていただけると嬉しいです。
 (次郎自体は今後も少しずつ触れる予定です)


 内容としては主に譜面と段位とオマケが入っています。

 ・創作譜面
 新規製作が10譜面以上、未配布が30譜面以上、また以前から要望のあった既存譜面のSpeed Edit版などを始めとし、今見ても面白いと思えるような譜面を計156譜面(多分)収録しました。

 ・段位 (能力検定其の五)
 従来のシステムを廃止し、一つの合格に向かい各内容をクリアしていく形式となりました。
 難易度としては本家で言うところの9段~10段程度を目安にしており、それぞれの内容で別のコンセプトが定められています。
 勿論、より難しい合格条件や高難度段位も含まれているので、沢山プレイしていただけると嬉しいです。

 ・オマケさん次郎
過去に出場してきた大会の高得点一覧やお気に入り譜面集、これまでの大会成績一覧(通称:キモオタ表)のエクセル等、普段公開するほどのものではないデータが収録されています。


 なお、段位合格者の記載に関しては「どーせそんなに来んやろw」と思っているので、今のところ記載予定はありません。




 さて...このパックを出すにあたって、今までの次郎人生を振り返る機会が幾度となくありました。

 理想だけ高く結果の伴わなかった昔の私は、配慮に欠ける発言や行動がさぞ多かったと思います。

それでも多くの方に支えられ、様々な経験を得て、ようやく最終目標を達成しこのパックを配布する事が出来ます。

 

 パック制作に協力してくださった方、このパックをDLしてくださる方、そして今まで私に関わってくださった全ての次郎勢の方々。

 本当にありがとうございます。

2024年5月18日土曜日

超越

 お久しぶりです、KawaJiNです。

 たまにはブログでも書こうかなと思い、今までに作った譜面の備忘録も兼ねて記録を残していきます。

 今回は「はじめてのH編」です。
 別のタブで譜面動画を開きながら読んでいただけると分かりやすいかもしれません。

 

はじめてのH


 main concept : 超越
 sub concept : 本当に凄い譜面なら1フォルダ目でも勝てる説 & 45:64のリベンジ

 

 ガチの最強を目指した譜面なので、そこまで多くのネタを仕込むことは出来ませんでした。無念。
 「トップバッターの譜面は優勝できない」という一つのジンクスをぶち壊すため、Piercing Lightと共に募集開始から1秒で投稿したのもいい思い出です。
 誰もがストックにするレベルの最強楽曲ですが、結果として大会1フォルダ目で1,2Finishを決めているので、被ろうが何だろうが誰にも文句は言わせません。

 

・0コンボ目
 MV内にあるプレイヤーが一時停止から再生に変わっているので、小節線をその場で停滞させてから一気に判定枠に収束させ始まりっぽさを演出。
 じゃあノーツそのものを停止から動かせばいいじゃんと思ったそこのあなた、その通りです。
 まあ開幕SCROLL1.5だし...それだと分かりづらいかなって...

・1~13コンボ目
 絶対に手癖で置いてる。「11112」はこの譜面の主体になる一部分なので導入としては悪くない。

・14~71コンボ目
 みんなここは縁単色にする。間違いない。
 その後の風船は4分間隔で「1,2,3」と歌詞が言っているのでそう置かざるを得ない。数字逆だしなんなら4打だけど。

・72~126コンボ目
 歌詞に「477」と「700」が含まれているので再現したいが不可能。
ダミーでの表現も考えたが、序盤の表現としては適さないとして却下。仕方なく普通の配置に。
縁地帯から一発目の配置としては、徐々に面の比率を上げているため良い感じ。

・127~155コンボ目
 歌詞で「FBEADG CBAGFEDC」とあるため、当時はここもダミーノーツ案が浮上。
 ただ、その後に空白の多い展開(182コンボ目~)があるため断念。
 ノーツに関しても126コンボ目のキックを縁で取る関係上、頭を歌詞の音階通りに配置するわけにもいかず苦悩。

・156~182コンボ目
 先の「11112」や、今後も登場する「(1112)2(1112)」の初お披露目地帯。
 こういったものは展開の変わり目で置くに限る。
譜面のサブコンセプトにも合ってるし。

 

・183~211コンボ
 なにを考えているかというと、特に何も考えていない。
 この譜面は全体を通し面と縁のパートが明確に分かれているので、そういったものを示唆したかったのかもしれない。かもしれない。

・212~267コンボ目
 基本ドラムに合わせながら良い感じに打数バランスを整えているだけ。誰が置いても面だらけになるので、2小節単位で縁の複合を配置して纏まりっぽさを出している点はGOOD。

・268~319コンボ目
 ここではゴリゴリの歌詞合わせ&1小節単位で縁の複合を配置することで、手前との差別化を図りながらも繋がりを持たせる意図が...多分あった。
 そんなことよりも、「私の心のブラはどこ?」という歌詞へのアンサーとして「13131」と応える当時の自分が天才過ぎる。(形状の表現)

・320~357コンボ目
 「この曲自体に何を求めてるの?」ということで、
4小節丸ごと「11212212」の配色で固定化。
 結局自分の一番好きな配色を主体に持っていきたいらしい。
 余談ですが、当時「112」と「221」を擦り過ぎていた自覚があったので、それらの使いどころを如何に弁えるか考えていたような気がします。

・358~397コンボ目
 なにも違和感がないように聞こえますがドラムやスネアの音ガン無視です。
212~267コンボ目と対にしてリンクさせています。

・398~433コンボ目
 
268~319コンボ目の密度増やした版みたいな感じでリンクさせています。

・434~461コンボ目
 「今からアダムを後ろからxxってこの音をブチ込んでやんだ」
と言っていますが、この歌詞を自分なりの解釈で譜面に置換しています。
 アダム=自身にとって不完全な世界の創生者→つまり不完全な配置(11212211,21122122)を表現し、
 アダムを†合意なし†して歴史改変させることで完全な世界(11212212 ⋁ 33434434)に上書きする。
 みたいな感じで、ここは
独立した意味合いを持たせつつ320~357コンボ目とリンクさせています。
 
次の展開への示唆として、461コンボ目だけ通常音符の縁を単独で配置+スクロールを遅くしているのもえっち。

 

・462~524コンボ目
 ここのギミックは当初Nanky氏のフューチャー・イヴ的な演出を考えていたが、どう足搔いてもパクリ確定なので没。
 ニコ動のMVではコメントが逆走し始めるので、判定枠を逆向きに出来たらなーとも思ったが、優勝するための大会譜面でそれをやる勇気は持ち合わせていなかった。
 変態地帯は他の箇所であまり置かない配色+歌詞に合わせられる繰り返し配置ということで、必然的に「102120102120...」で確定。
 2度目の「(1112)2(1112)」も登場。

・ 525~596コンボ目
 集中して宇宙。
 集中部分で単色の面+小節線、宇宙部分でられへろ式。
 果たして今の時代にRAREHEROの本家譜面を知っている人がどれ程いるのだろうか。
 ここ一帯は譜面の纏まりがあまりにも良すぎるので、作曲者は事前にこの配置を想定していたかもしれない。

・597~603コンボ目
 正しくダミーノーツしている箇所。
 603コンボ目だけ取る音の位置が違うので、どうすれば違和感が無くかつ面白めに置けるか考えていた気がします。

・604~655コンボ目
 
183~211コンボ目と434~461コンボ目の混合。

・656~714コンボ目
 集中して宇宙その2。
 大音符バージョン、それ以外は手前の集中地帯とやっていることは同じです。
 やはり配色の纏まりが良すぎるので、作曲者=次郎勢説が濃厚に。

・715~813コンボ目
 完全に手癖。
 ある程度の繰り返しと縁の混色を調整している感はあるが、恐らく当時の自分は「やったー自由におけるぜ!」くらいにしか思っていません。

・814~838コンボ目
 ABCDEFGを1234567に置換してノーツ再現。
 ここから先の一連の流れはあまりにも最強すぎる、そりゃみんなこの曲ストックにするよね。

・839~879コンボ目
 この後来る長複合の為に「121121112」を置きたい。
 じゃあどうすれば綺麗なビルドになるかな?とだけ考えていたであろう地帯。
 24分のシャッフルが一瞬混じるが、曲側がそう鳴っているので仕方なく置いたら思ったより締まりができて良かった。


・880~973コンボ目
 序盤やられへろ式で見せていた「11112」の本命地帯。
 必ず2小節単位で同じ入りにする&運手を若干ごたつかせれば、あとは曲に合ってさえいりゃおk。と思いながら配置した気がします。

・974~1009コンボ目
 やたら序盤でやってる面主体+特定小節の終わりで縁複合を混ぜる配置。ここまで一貫してやってるならこれがベースになってるんだろうな、覚えてないけど。

・1010~1061コンボ目
 
462~524コンボ目にある変態地帯(102120102120)の意味合いを強めるために配置。3度目の「(1112)2(1112)」も登場。
 当然ながらあんな音は鳴っていないので、この地帯は伏線ありきの全フィーリングで補っています。

・1062~1080コンボ目
 綺麗な24分地帯の後ということで歯切れの悪そうな24分を意図的に配置。

 曲の展開的にラスボス前のセーブポイントみたいな立ち位置なので、ドラム無視のスネアに全振りして小休止感というか軽さを意識していた気がする。

・1081~1260コンボ目
 今までのベース配置+配色総浚い。
 曲側では徐々にBPMが上がっているが、「集中」の声だけはBPMが一定であることに気が付いた天才みりあちゃん。
 そのため、BPMは敢えて変えずに「集中」部分を小節線で強調、それ以外の加速していく音のズレは全て"フィーリングで誤魔化す"という暴挙も暴挙に出た。
 これが如何に難しいことかは想像に難くないので、巧いこと成功させた当時の自分を全力で褒め称えたい。
 因みに中盤の「集中して宇宙」地帯にある小節線はここの為に後付けしたのだが、まさかの次回作にもそのまま活かされる形となった。

・1261~1262コンボ目
 爆速逆走ダミーノーツはサブコンセプト通り45:64の最強等速地帯が流れています。
 その後最終ノーツが来るまでの演出に関しては、譜面の教科書でお馴染みすかい氏のMidoriLineをオマージュさせて頂きました。
 最終ノーツは曲の最後で少女が真理(H)に到達しているので、H=8ということでSCROLL8の大音符が飛んできます。
 コンボ数に関してはコンセプトが「超越」ということもあり、当時の本家界隈で破壊の限りを尽くした幽玄ノ乱と同じものにしました。(その辺のコンボ数で他に語呂合わせが思いつかなかった)


 以上になります。
 恐らく当時はもっと色々なことを考えていたでしょうが、主要なことは大体書けたと思います。
 本来は「はじめてのI」も同じ記事内で書く予定でしたが、想像より長くなってしまったので分割させて頂きました。
 気が向いたらそちらも書いていこうと思います。

 「コンボ目」がゲシュタルト崩壊した人はすまんかった