2018年11月26日月曜日

裏リーグの振り返り

俺は結局あかりちゃんなのかみりあちゃんなのか...

こんにちはかわじんです、8月から始まった裏リーグもとうとう終わりを迎えたということで、裏リーグに出した譜面の振り返りでもしたいな~と思います。


・第一回戦

一回戦目に出したのは紅ですね、この譜面は募集期間前から完成していた譜面で、正直完成した時は「あ、これは優勝ですわ~w」とか思っていたのですが、現実はそう甘くはなくこの後スランプに陥ることになります。
コンセプトは「極限まで力強く美しい譜面」で、一言で例えるなら「理論武装」と言ったところでしょうか。
ここまで理論的...というか、こじつけと屁理屈で固められた譜面は恐らくないと思います。
個人的には自分の譜面の中でもTOP3に入ります、しまさんから100点を頂けたのは非常に嬉しかったですね。


因みに一回戦のcyanで最も高い点を付けたのは
しまさんの POWER OF UNDERGROUND です、同氏の決勝譜面である Ghost Inside でも思いましたが、配色展開による譜面の魅せ方が非常に前衛的で面白かったです。
また、そのしまさんが The Crimson に関してブログを書いて下さっているので、ここにそのリンクを張らせていただきたいと思います。(本人許可済み)
https://blogs.yahoo.co.jp/shimakio0624/42483586.html



・二回戦

二回戦目で出した譜面はおむつですね、まあ冗談はさておき、この譜面のコンセプトは「激アツ譜面を作ろう!」です。一回戦では理論的な譜面を作ったのに対し、二回戦ではとにかく感情的な譜面を作る事を意識しました。
ただこの時期はスランプに陥っており、自分にとって理想の譜面像が何か分からなくなってしまい正直順位は振るわないと思っていたのですが...思ったより順位が伸びて非常に驚きました。
WIZARD1さんが裏リーグに限らず今年の大会譜面で最も高い点を付けて下さったとのことで、とても嬉しかったです。


二回戦ではCyanで最高得点を付けた譜面が3つあり、一つ目がneuさんの Sarcastic Left-Overs 、
この手のジャンルの曲はどうしても音的に配置配色が汚くなりがちなのですが、あそこまで美しい配置を置ける人は本当に少なく、本人の力量が遺憾なく発揮されている譜面だと思いました。

二つ目はしまさんの Villain Virus です、
力強く、配置配色が他の人にも分かりやすく、彼が最近意図しているであろう全体での対比構造も上手くハマっていて、間違いなく彼にしか作れない譜面になっていると思いました。
Cyan二回戦優勝おめでとうございます。

三つ目はToorun12さんの rorriMirror ですね。
この譜面よりコンセプトが嫌でも伝わる譜面は無いのではないでしょうか。あれだけ面白いのにも関わらず譜面としての基本的な体裁を保っている辺り、流石としか言いようがないです。個人的にはこの譜面は裏リーグ全体を通して最も記憶に残りました。


・決勝戦
決勝に出した譜面は Racemization です、化学的にはラセミ出すなら先に Enantiomorphs とか Chirality の譜面を作れって感じですよね。
まあそれはさておき、この譜面のコンセプトは「勝利への執念」です、自身にとっての優勝譜面に必要な物は何かを、期間が許す限り研究し尽くしました。
また、決勝の舞台ということで、The Crimson や Omni Horizon で行ったパターンを取り入れるのは勿論のこと(曲名もどれも~onで終わるしね)、特に「かめりあ」というアーティストは非常に強い思い入れがあり、過去に制作したかめりあ曲の譜面との繋がりを重要視して作りました。
とまあその様な事があり、先代の優勝譜面や自分の譜面を見つめ返す事で何とかギリギリスランプを脱し理想の形で優勝する事が出来ました。
合計点、おきにいり、最大得点数、全てにおいて一位を得ることが出来て僥倖です。
...ところでラセミに95点を付けてくださった方が不明なのですが一体誰なのでしょうか、二郎を奢るので是非名乗り出て下さい。


因みに決勝戦で最も高い点を付けたのはneuさんの Move Me Higher です、最後の舞台であの曲とあの譜面は反則です、極限まで美しくぶっちぎりで高い点を付けたのですが、8位で出てしまったときは涙を禁じ得ませんでした...。



・裏リーグ全体を通してのまとめ
どの譜面も配色美を取り入れるという点では一貫しているものの、それぞれ別のコンセプトで譜面を制作したため順位はバラけるかなぁと思っていましたが、結果は3位→2位→1位と恐らく誰よりも安定していました。
三か月を超える長い期間の中で、自身の譜面感をどう流行に落とし込みウケさせるかを理解することができ、ここ最近のスランプも脱して自身の成長を感じることの出来た、非常に充実した期間でした。
また、創作譜面における次郎の大会で、1位2位争いで5度の敗北を味わっている身として、この大舞台で初優勝をもぎ取れたのはこの上ない幸せです。

最後に、裏リーグ主催のめておさん、参加者の皆さん、長い間本当にお疲れさまでした、
また別の大会でお会いしましょう。



p.s. 

久しぶりに長ったらしく分かりにくいブログを書いたけど、分の構成って譜面の展開と似てるよね、みりあかりもいつか文を書くのが上手くなりたいなぁ...