2019年7月14日日曜日

とりっげるの解説的ななにか

こんにちは、もうアッシュ大会一年以上前の大会なんですね~、時が経つのは早いです。

今回は私の代表作の一つである「TRiGGER (Zekk Remix)」の解説的なものをしようかなと思います。



そもそもなんで今更とりっげるの解説をしようと思ったのかと言うと、先日Twitterで「TRiGGERの展開を理解したい」みたいなツイートを見かけまして。

また、以前アッシュ大会が終わった後の振り返りブログでは、とりっげるに関してコンセプト以外は書いていなかったんですよ。

正直もう一年半近く前の譜面なので今とは意識していることが全然違いますが、参考程度になれば嬉しいです。



・とりっげる解説




よーしじゃあまずは1~16小節まで。



まあ序盤なんでね、取り敢えずシンプルに四つ打ち置いてやろうとか思ってたんでしょう。なんで7小節目でいきなり四つ打ちの箇所に縁が入ったかと言うと、ここは音が鳴ってないからですね。因みにこのパートの配置はラストで派生が出てきます。
9~12小節は、なんか序盤やし譜面間隔ある程度空けつつ配色綺麗にしとけばええやえろ~的な。

で肝心なのが13~16小節です。
この譜面全体で言えることなんですけど、展開の変わり目では必ず12分フィーリング等の複雑な配置を入れるようにしています。そうすることにより「ここで展開変わるよ~」感を出すことが出来るわけですね。
この後の展開でも度々登場します。







はい次は25~40小節、17~24は音符がないので省略します。
ここも実にシンプル。
縁だけだと単調なので切り替わりで面を入れていたり、25~32小節と33~40小節で縁の音取を変えているのも当時の割には考えられていますね。
37~40小節に関しても音合わせと配色バランスが噛み合っていてなかなか良い感じ、やるやん。





41~50小節です、ここで反転配色が露骨に出始めますね。
今の私はあまりこういう置き方はしないんですけど、これはこれで他の展開との差別化が出来ているのでGOOD。
46小節の長複合は、恐らく当時のカウントアップ配置を自分なりの解釈で置いた結果でしょう。これも今では多分置かないなあ、アリだけど。

49~50小節に関しては先述した通り、展開の変わり目で12分を入れています。





51~76小節。個人的にとりっげるで一番力を入れたと言っても過言ではないです。

まず51~52小節は1~16小節までの配色の派生で、
54~56小節は41~50小節の派生配置を置いています。
同じ展開内なので、どちらにも統一性を持たせる為に同じ大音符配置で始めたり、この後本命のゴーゴーが来ることから今までの配置をおさらいする意味を持たせました、多分。
勿論61小節ではその後展開が変わるので12分があります。

そして62~69小節。
62~64小節では今までに置いてこなかった配色を取り入れつつ、
65~69小節では「展開の変わり目で12分を使う」という前提を、四つ打ち内に24分フィーリングの崩しを入れつつ、今まで以上に長い感覚で配置することにより分かりやすく展開させています。
また、今まで使ってこなかった四つ打ちパートでの意図的な縁取りや四つ打ち外しを使う事により、この後来る大本命のパートを極限まで引き立てる役割を持たせました。

書いてて思ったけど当時の私めっちゃ考えてるな、凄い。





はいやっと来ました大本命76~92小節。
滅茶苦茶シンプルな地帯で、ここだけ単体で見たらただの面白譜面で終わっちゃうんですけど、
ではどうして大本命なのかと言うと、今までに展開してきた全ての配置は“このパートを作る為だけに用意したから”なんですよ。

ここまで読んだ方なら、今までの配置がどう活きているかなんて言うまでも無いよね。

しれっと12分フィーリングもラストに入ってます。





92~116小節です。
もうここまで来たら後は消化試合と思いきや、ちゃんと考えて作っています。
大本命のゴーゴーが終わった直後なので展開の入りは控えめにしつつ、今までに使ってきた反転配色や四つ打ち外し、99小節と107小節の12分フィーリング入り対比配置等を取り入れました。
また、この曲は全体を通しとにかくグルーブ感を意識して作ったので、ラストは突き抜けるような疾走感を演出するために24分を多めに入れるなど、自分なりのプレイ感を表現したつもりです。
(1221221の24分に関してはツッコミ多かったけど)

108~116小節は1~8小節に肉付けを行っています。
これは92~116小節の配置全般に言えることですが、今までの全てのおさらいをしている訳ですね~。



というわけでとりっげる解説は以上になります。

私自身、とりっげるを見直していて結構考えてたんだな~と思いましたが、少しは参考になったでしょうか。

今回書いたこと以外で「ここどういう意図があるの?」みたいなものがあれば、Twitterやブログのコメント欄に書き込んで頂ければ更新しますね~。



0 件のコメント:

コメントを投稿